16. 間違いだらけのHow to

皆さんは噂は信じますか?僕は信じません。
噂で聞いてもむしろその情報は、頭の隅に参考程度にしか記憶していません。
自分で実際に見たり体験したりしなければ信じたりしません。
噂と言うものは人から人に伝わっていく間にとてつもなく大きくなったり、全く逆の話になったりする事も多々あるからです。

僕が信じないものは噂だけではありません。
新聞も、雑誌も、テレビのニュースも、しっかりとした裏付けがないものは信用しません。
情報が溢れる今の時代はすぐに色々な情報を手にいれられるし、勝手に入ってきます。
しかも、国や、軍、あらゆる会社、宗教、テレビなど情報操作しているものも沢山あるので、正しいものと正しくないものを自分で判断しなければ危険な時代でもあると思っています。

スノーボードについても同じ事が言えると思います。いまでも雑誌などで色々なHow toがでてますが、正しいものと正しくないものを見分けなければ上達に影響するだけではなく、怪我をしてしまう可能性もあります。
雑誌だけではなく、自分より上手い友達、ショップのライダー、プロなど全て、その話を間に受けるのではなく、正しいか正しくないか判断した方が良いでしょう。
滑るのが上手くても教えるのが上手いとは限らないし、頭ではなく身体で覚えるタイプの人もいるので、上手い人ほど正しい知識とは限らないでしょう。

実際スノーボードの専門誌でも未だに間違ったものが出ているし、友達に教えてる人をこっそり聞いた時も違う事言ってたり、キャンプのコーチをしているプロも違う事言っていたりと、間違った情報はそこら中に溢れています。

ここではいっぱいある中の1つだけ話ますが、『ハーフパイプで壁に対して身体を垂直にする』って言うのは凄く有名で皆さん知っていると思うし正しいと思っていると思います。実際に雑誌でも頻繁に出ているし、キャンプでも教えてたり教わったりしていると思います。
しかし、初心者には例外を除いて、全くの間違えとなります。

壁に対して身体を垂直にするのは、Rの部分でGにたえる為で、(潰されたりスピードロスをさける)初心者にはあてはまらないのです。初心者の場合は例外を除き、まずリップを抜けるスピードがないので壁に対して身体を垂直にしていると、引力で地球に引っ張られてるので、スピードが引力より弱くなった時にバランスを崩してしまいます。リップをギリギリ抜ける場合でも引力に負けてバランスを崩すでしょう。信用して一生懸命練習してもなかなか上手くならないでしょう。

これはほんの1例で僕の知っている範囲でもまだまだあるし、知らない範囲でもとんでもない情報が流れていると思います。皆さん気を付けてくださいね!!

03/1/9 Goripon