17. 間違いだらけのHow その2

前回のコラムでは間違った情報はそこら中に溢れていると言う事を話しました。
今回はではどうすれば信実に近付けるか?を話そうと思います。

まずはただ聞くのではなく、言っている事、書いてある事をしっかり理解しなければ話は前に進みません。
しかし1度だけではわからない部分もあるので、何度も読み返すか、わからない部分は聞き直しましょう。
そして難しい事はどんどん掘り下げていくと理解できると思います。この作業をする事で、間違った情報を見抜く事がで出来るし、深く理解する事も出来るでしょう。
例えば前回の例で行くと、
『ハーフパイプで壁に対して身体を垂直にする』と言う言葉が入って来た時、
『なんでそうするんだろう』と考えます。
『パイプのRで潰されない為』『潰される事によってスピードがロスする為』などの答えがでます。
ここで納得してはまだまだ浅いです、更に掘り下げて。
『なんで潰されるんだろう』と考えます、『身体が傾いてるとGに耐えられない為』となります。
更に『身体が傾くとなんで耐えられない』と掘り下げる事もでいますが、『身体が傾いてるとGに耐えられない為』と言う事を逆に言えば『Gにたえられればパイプに対して身体を垂直にしなくて良い』という事がわかる。
結果スピードが遅ければ遅いほど、Rが大きければ大きいほどGが弱くなるので、垂直にこだわる事はないと言う事になるのです。
このように考えれば深く理解出来て、応用もきくようになります。
これは、スノーボードだけでなく、なんでも当てはまります、この様に考える事は時間が掛かる事かも知れませんが、間違った情報では正しい場所には辿り着く事は困難です。
『急がば回れ』で結局はあとあと差が出るのです。是非試してみて下さい。
それでも考える事の嫌いな人は、回り道して辿り着かなかったり、違う所に着いたり、ハプニングを楽しみましょう!
でも 最悪の事態だけは避けないとね!

それでは最後に問題です。
『パイプでリップを抜ける瞬間何処をみますか?』
1、『高く飛べるように空を見る』
2、『タイミングをしっかりとる為リップを見る』
3、『着地点をしっかり見る』
4、『着地を広い範囲で見る』

正解は3つ、間違えは1つです。わかった人は掲示板に書き込みしてみて下さい。

間違える事は恥ずかしい事ではないです。成功の為の第一歩ですから。

2003/1/15