20.本当のボード選び

ボードのテストに行ってきた。昨晩テストボードが8本きたが、とりあえずこれだけあるとワックスするだけで結構大変!
テストは、硬さのテスト、R(レギュラー)、H(ハード)、S(ソフト)の3種類の硬さを、変更前のボードと比べる作業だった。同じスペックで硬さの違うボードを試すのは始めての経験だったが、違いはすぐにわかったし、同じスペックでもフレックスでこんなにエッジの感覚が違うのかと、気付かされた。硬いボードは、エッジががっつり喰ってガンガン進んで行く感じで、ポジションをずらしながら乗っても、エッジは逃げずにスピードもロスしない、オーリーの良く跳ねる感じがした。しかし硬いのでしっかり踏む技術とパワーが必要。逆に柔らかいボードは、踏まなくても良く曲がってくれるし、グランドトリックの時も楽にプレス出来る。しかしハイスピードのカービングでポジションをテールに移すと、ボードが耐えきれなくなって、エッジがずれる。普通の硬さはその間って事になる。
まず、この「硬い」とか「柔らかい」っていうのは、その人にとって硬い、柔らかいであって、
ボードメーカーが、「硬いボードです」と出していても、乗り手の体重や、脚力、スタンス幅、ボードの幅でもその人にとっては硬くないボードになるのです。
幅についても同じ事が言えて、同じボードの長さを乗っている人でもそれぞれ足の大きさに違いがあり、2cm以上違いが出てくるのはざらです。そうなると、太いという売り込みのボードが太くないボードになってしまうんです。これはスタンス位置や、角度でも変わってくる。
つまり現在売られている形式の、オールラウンド、パイプ用、パーク用、なんていっても乗る人によっては本当はそうでない場合が多々あり、その人にピッタリのボードなんて、10年かけても見つからないかもしれない。
乗り手の方がその売り込みを信じ、そして上手く滑れないと、スタンスを変えたり、角度を変えたり、乗り方を変えたり叉は身体が勝手に調節したりしているのです。
こういった今のボード選びに革命を起こしたいと思い、ボードブランド「4cards」を旗揚げしました。
4cardsは2つのサイドカーブ、2つのウエストの太さ、そして3つのフレックスの計12本から選べるシステム。もちろんグラフィックもソールカラーも選べるので、自分にピッタリのボードが見つかるはず!!試乗会でフレックスの違いによる乗り味も体験出来るので、買う気のない人も試さないともったいないです!  試乗しないと終わるでしょ!!

2003/12/29 Goripon