6. カービングターン


カービングターンってなんですか?って言われたらなんて答えますか?
多分みんな『エッジがまったくずれないターン』と言う人がほとんどだとおもいます。
しかし実際はありえません。どんなすばらしいアルペンのライダーでも、厳密に言うと少しはずれています。
まったくずれてない様に見えるだけなんです。
つまりカービングとは?『エッジのずれの少ないターン』だと僕は思います。
カービングが上手ければ上手い人ほど、ずれが少ないのです。
じゃーどれくらいエッジがずれるとドリフトでどれくらいだとカービングなんですか?
と言われると困ってしまうがここの区別は、ある意味自己満足の世界でいいと思う。
ではどうしたらより質の高い(ずれの少ない)カービングができるか?
エッジがずれてるかずれてないか感じる事!!これが1番大事だと思います。
滑っている時にずれてるのが自分でわかれば修正する事ができるが、わかってなければ修正する事ができないからです。カービングが上手い人は常に感じながら滑ってます。自分ではずれてないつもりが、ビデオや人に見てもらったら、けっこうずれてるって言うのがよくある人はまさに感じてない人なのです。
しかし感じる事はぜんぜん難しい事ではありません、感じようとすれば感じる事ができるのです。いつもエッジがずれてるかずれていないか気にするだけでいいんです。感じてない人は他の事に集中してしまってるのでしょう。それとこれは初めは凄くずれないと気ずかないかもしれないが、だんだん少しのずれでもわかる様になります。それでカービングの質を上げる事ができます。
次に大事なのが、エッジをながさない様に滑る技術、これは主に基本姿勢がしっかりしていて、サイドカーブの大きさで曲りエッジを入れる時のボードの向きを間違わなければ問題ないです。基本姿勢は前々回、前回のコラムを見て下さい。(サイドカーブの弧の大きさ以下で曲りたい時は別として)
感じる事を実行すればカービングの制度は間違いなく上がります。僕も今でも常にやってるし、やらないとあまり上手くいきません。感じる練習はまずは広いコースで自分が楽に滑れる斜度で実行すれば、あまり他の事に気をとられずエッジに集中する事ができるでしょう。またエッジを感じるのが上手くなってくれば他の事を考えながらエッジを感じる事もできるようになるので頑張って下さい。

Goripon