セリエA観戦記
セリエAとはイタリアのサッカーリーグの最高峰で、中田英寿や中村俊輔などが戦っているリーグです。 |
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ミラノはやはりヨーロッパの都市の駅って感じで凄い歴史があってかっこいいです。(写真左)目の前には、去年小型飛行機が突っ込んだビルも生々しくそのままありました。(写真右) まずは腹ごしらえと言う事でミラノのメインステーション近くのレストランへ、やっぱイタリアに来たらスパゲッティーを喰わないと!!スイスは海がないから久々の魚介類を頂きました。結構上手かった! 次は宿探し、ホテルは結構あるのですが、どこも満室か空いてても一部屋と結構見つからず1時間位探すはめに、何とか見つかったがリッチに四つ星ホテルにチェックイン、2人部屋で130ユーロでした。
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今回の試合はかなりの人気カードで、すでにオンラインでのチケットは売り切れで、当日販売分も全て売り切れていたので、とりあえずホテルのフロントで聞いてみると、ダフ屋は偽のチケットも売っているのでやめた方が良いとの事で、知り合いのブローカーに電話をしてくれてチケットをゲット、メインの2階の角の方で200ユーロと言われ渋々OKを出し、待つ事20分位でブローカーが到着、チケットを見せてもらうと正規の値段は26ユーロと判明し、ここでもう一度値切るが10しか安くならずしょうがなく1枚190ユーロで購入した。 地下鉄でドームに移動かなりの観光地でここで1時間ばかし買い物をしてトラム(路面電車)でサンシーロスタジアムに向かう。 |
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普通ならトラムで15分位で着くはずだが、メチャクチャ混んでて全然進まず、降りる事も出来ずに時間は過ぎて結構やばい感じ、選手のウォーミングアップなども観たかったので、マジ早く着いてくれーって感じ、スタジアムに近づくにつれて、路上駐車の車が増えいく近くの広場はバイクの屋ですか?ってくらいバイクが止めてあって、なんかスゲーなーって気持も高まってくる。 何とかキックオフ30分前に着いたがゲートが解らずどこに列んで良いのか解らず悩んだが何とか解読してゲートに向かうと、パトカーを何台も並べてバリケードを作ってある。調度ここがアウェーのゲートになる様子でかなり異様な光景だった。ゲットに着いたら、列ばない人種の人たちがちゃんと列んでいて7〜8列くらいで20メートル位列んでいたので、もうキックオフに間に合えば良いって感じであきらめて列んだ。 |
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ゲートを通るときリュックをしょっていたが、もう時間がなかったからか、荷物検査もなく通ってしまった。全員ゲートを通ったら猛ダッシュで階段をかけ上がって行く、この時『ウヮー』と言う歓声が上がった、『選手が出て来たのかな?』と前向きに考えながらさらにダッシュは加速する。もう一つゲートを通るとすでに試合が始まってて、観た事のない凄い光景が飛び込んでくる。さいたまスタジアムでレッズ対磐田の6万人入った試合を観に行ったが、ここは8万5千人収容でスタジアムの座席の角度がきつく高さがありかなり圧迫感のある感じで座席も狭く人だらけで隙間が全く無いように見える。ちらちらと試合の方を観ながら座席に向かおうとするが、通路は人の壁で中々通れないし、自分の席とは全然違う所に来てしまったみたいなので、一度出て、また猛ダッシュして中に入るとさらにもっと凄い人の壁!!全然通路を進めない。せっかく来たのに観れないではしょうがないと、強行突破するが、座席が全部埋っている。おそらく偽造チケットが大量に出回っていて収容人数を余裕でオーバーしていて全ての座席が埋まり階段や通路まであふれていたのだろう。そう考えるとアウェー席の区切りの座席分を差し引いても9万人は入っているんじゃないかと思われる。とりあえず座席の一番下の幅1.5m位の通路で観る事にした。と言うかこれ以上動けない状態!!この狭い所に人が2〜3重になっていたので、もう通勤ラッシュ状態で人の間から観るしかない!ちょっとした隙を観て、一番前の手すりの所を確保し立ち見ながら、観戦する事が出来た。 |
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試合は、ユベントス3ー5ー2のシステムでサラスとデルピエロの2トップとネドベド、ダービッツでパスを回しボールをキープし試合を支配して前半押しぎみに試合をすすめるがキレまくりのカンナバーロの好守に阻まれ無得点。ホームのインテルも3ー5ー2のシステムでヴィエリ、クレスポの2トップにレコバがトップ下、右サイドにサネッティー左にココ、DHはアルメイダとディ・ビアージョだが、クレスポを筆頭にイマイチチームワークが悪くサネッティーやレコバのドリブルや、レコバのFKなどしかチャンスはつくれず、サポーターはイライラムード、しかしどっちの応援て訳でもない(恐いので一応ホームの応援)僕は、レコバがテュラムを1対1で抜く場面や、デルピエロのボールさばきやカンナバーロの前に出て行く強気なディフェンスと挙げたらきりがない程の良いものを魅せてもらった。 |
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どんどん燃えだして異様な光景、1階の席の人は危ないので避難している。誰かに火が燃えうつったら危ないと思っていた矢先 |
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そんでもって動くと観る場所が確実になくなるので、トイレを我慢する。後半も前半と同じ様にユーベがボールを回し、インテルが奪ったら2トップに当てるという展開だがビエリもクレスポも、ユリアーノとテュラムの高さと強さに勝てずキープもポストプレーも出来ずに跳ね返される。一度ボールが前にこぼれ、ヴィエリが単独で抜け出すが、いつもの様なスピードがなくゴール前で切り返してシュートはディフェンダーに当ってしまう。サイドをサネッティーとココがえぐり決定的ボールを受けるが、ヴィエリもクレスポもポストに嫌われる。その後ユーベにPKを与えてしまい、デルピエロがトルドの動きをみて冷静に先制点を決めるとテンポもも速くなり、中盤が更に激しくなり危険なファールに熱くなり、野球バリの乱闘も起りそれぞれ1人ずつ退場。その後インテルはディフェンダーのマテラッツィーを前線に上げ3トップで反撃するが得点は奪えず、ロスタイムに突入すると、水の入ったペットボトルがそこら中からグランドに投げ込まれ、後ろから頭の上を通ってどんどん飛んできてまさにペットボトルの雨状態で、ヤベーなんて思ってると、インテルがCKのチャンス!ロスタイムなので190cm以上あるGKのトルドもゴール前に入る。ヴィエリがもつれながらヘッドするがボールは真下にポトリと落ちる、GKブッフォももつれて倒れる瞬間、トルドがインサイドでごっつぁんゴール!ロスタイムの劇的な同点ゴールをキーパーが決めて試合終了!インテルサポーターも大喜びで『ユーベバルダレ』(ユーベのうんこ)のコールをいつまでも歌いながら帰って行きました。 |
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しかし今回嫌な事が1つあって、リュックを背負っていたんだけど、家に着くとリュックのポケットが空いていて、中のサングラスがなくなっていたのです!!サッカー場も地下鉄も混んでいたので、どちらかで盗まれたんでしょうね。チャックが勝手に空く訳が無いし、そのチャックはその日1度も開けて無いので、間違いなく盗まれたのだと思います。チィケットは偽造するし、盗みやスリもいるので、十分にきおつけないといけない国だなと痛い経験もしました。それでも凄い経験をしたし凄く楽しかった!!うぁ〜〜〜また観て〜〜〜!
2002/10/24 |