第3戦  NISSAN X-Trall NIppon Open 2004  
         〜 新潟県 石内丸山スキー場〜

さてさて!やって来ました、日本オープン!!
同じプロサーキットでも、国際大会であり、外人選手が参加、シーズンランキングに大きく関係するポイントも大きくつき、メディアも多く取り上げられる日本オープンが今年もやって来ました。

去年は、外人選手が全くといっていいほど参加されず、それには、一昨年のISFの関係があると思われましたが今年は、FISのワールドカップが同じ週に新潟県の上越国際スキー場で行われるからか久しぶりに、日本オープンに男子外人選手が帰ってきた感じがしました。(FISの決勝?は28日、日本オープンの決勝は29日、日本オープンの各公開練習は前日のみ 、FISの大会は公開練習は5日位あるのでその間の日本オープンとの事で男子外人が多く二股? 状態で参加していました。しかし、FISのみ参加の選手も多かった様です。)

3年前位に日本オープンの事務局の方が「アマチュアの人のエントリーが少ないは何故かな?」と聞かれたので「プロに上がれる大会じゃいから(OPEN大会なので)&エントリー費(1万円)が高いからじゃいですか?」などと話した覚えがあります。アマチュアの人でも同じ時期にC級大会があったらJSBAポイントを欲しいので出ない人も多く、しかし、日に日に勝ち上がって行けば外人プロと同じパイプで滑れるという楽しさもあり、、アマ戦は毎年の事ながらレベルの高い選手が多く、晴天の中行われました。

                 2月25日 
          >>エントリー確認&公開練習&アマ戦<<
今年は、石内に滑りに行って無いので情報として「普段は5メートルで日本オープンの時は7メートルにする!」と噂を聞き、今年は戸倉のパイプは小さいので大きなパイプに入ったのはスイス以来「どうなんだろう!」と思いながら石内に向かいました。
今日の公開練習は、アマ戦の後に1時間の公開練習!!行ってみると「5メートル位のまま、でもファイナルの時は大きくして行く!」と聞きました。石内はリフトでパイプをながせるのですが、パイプが大きいのとGがかかるので疲れました。、、、、というかパイプが大きいのと斜度になれず、私の中では最悪な公開練習に、、、。

ジャッチ席は通常はパイプの下に設置されるのが通常ですが、5年前位から海外の大会で、高さを均等に見れる利点から ジャッチ席を上に設置する大会があったのですが、今年の日本オープンもジャッチ席を上に設置していました。(上ジャッチの利点をいかす為には、リップと同じ高さに席を置かないと本当の高さを見れないのですが、日本オープンはジャッチ席のが高いので、、、でも、高さは見れると思います。)

いつも大会をエントリーしているプロの友達でも「逢わないな?」と思っていた所、「○○君いなくない?FIS?」など話になると、、「プロの人でポイントが無いと大会に出れない」との事で、、そのシステムは昔からあるのですが今回適応されたらしく、、事務局に「じゃあ、OPEN大会なのでアマ戦から勝ち上がるのでアマ戦に出てもいいですか?」と聞くと「ダメです」と言われたそうで、、今年からプロに上がった男子で活躍している人もいたのですが、出れない人も多かったそうです、、(でも、その方が例えば、BXでプロに上がってパイプの大会に出ると言う事が無くなって良いと思いますが、同じカテゴリーの選手なので、、妥協のアマ戦からエントリーもダメとの事でかなり可哀想でした、、、。)

                   2月26日 
>クオリファイーラウンド 女子&男子1ヒートのみ(男子2ヒートは悪天候の為27日に順延)<
競技は、各選手2本の滑り良いランのポイントをとるジャッチ方法。通常は予選1本なのですが、2本滑れる事もあり「1本目に取りあえずまとめおいて、2本目で攻める!」などできるので選手にとっても観客にとっても嬉しい方法です。

女子の公開練習8時30分から9時。 9時10分から競技開始も順調にはじまり、しかし、昨日の前日ミーティングの天気予報「曇りのち雨、雨のち雪」の天気予報は当たり、、女子競技開始の時の天候は、雨になりました。

女子クオリファイーラウンド(1次予選)は40人で競技し、次の日のセミファイナル(2次予選)に23人、男子は40人から11人の勝ち上がりになります。

女子は、40人中約半分の23人の勝ち上がりとあり、その中に外人(金メダリスト、ケリークラークなど)がいましたが、半分勝ち上がれるので楽なのですが「べストポイント取り、スーパーパイプ」とあり、皆飛んでいましたが、外人はダントツなので残りの席を日本人で争う事になりました。
ケリークラークのルーティーン(Fインディー→Bトゥイーク→F720インディー→ギャバレリアルミュートグラブ→F540→Bインディー→Fアーリーウープ)

女子の外人選手は、ダントツにセミファイナルに進めた様ですが、男子の外人選手は少し荒れた様です。
25日前日公開の日にFIS公開の方を滑ってたり?か当日来た選手、ダニエルフランク、JJトーマスがまさかのクオリファイーラウンド落ち、、、、。そんな中、怪我で今年始めての大会になる 吉野満彦プロが皆に「今まで仮病^^?!」と冗談が出る位にベストランで11人抜けの中3位抜け!!「一ヶ月間今日の為に頑張ってきたよ〜」と喜んでいました!セミファイナルシードのライオプロも観戦&下見に来ていて(以前の優勝者がセミファイナルシード他
ジャンシーメン)男子1ヒートは、ほのぼのした感じでおわりました。私の大好きな(7年間ファン!)クサバーフォフマンも相変わらずの安定、ココ3年位変わらないルーティーン(Fインディー
→Bトゥイーク→F720インディー→フェイキー720→to フェイキー→フェイキー900)クサバー独特のびたびた&横回転の綺麗な水平を久々に観れました!

そして、男子2ヒートが初まり、天候は、、大雪&ガスってきてスタート台から1発目しか見えない様な天候に、、そして男子2ヒートは公開練習を終えた時点で明日に順延!!

男子選手としては、良かったのですが、、運営側にとっては、これからスケジュールを組みかえないといけないので大変だなぁ〜と思いながら26日は終わりました。

                   2月27日 
 >クオリファイーラウンド男子1ヒート(セミファイナル女子&男子予定がまたまた悪天候の為29日に順延)<
昨日の悪天候為の順延クオリファイーラウンド男子1ヒートが、30分押して、朝9時からスタート。
日の天候も雪、、去年も大雪で予選の結果がそのまま決勝の結果になるという事もあり、「今年も天気悪いねぇ〜」と皆声をそろえて言う程今日も雪!!

そんな中、男子1ヒートが始まりました!男子2ヒートには、外人選手キアディロンなど8人の選手が!しかし、ワールドランキング上位者は、4人。しかし、大会に出ていないのポイントが無いキアディロンは、最後の方で出走でアマチュアに混じっていました。(注意:私はキアファンではありません)前日公開練習から目立っていたキアディロンの1本目、、フロントからバックサイドにドロップイン!、、、、ドロップインを微妙に失敗!ボトムで転びそうになるものの、たえてバックサイドの壁では、ハンドオーバー!(練習時にはダブル位飛んでいました)「う〜んあの国際級の選手もドロップインに失敗はあるんだね」など、男子選手と話していました。

そして、男子クオリファイーラウンドが終わるにつれて小降りの雪も大雪&ガスに変わり、またまた最悪の天候に!!その中、女子セミファイナルは、一応始まりましたが、、10人位出走で延期が決定!!MCのアナウンスでは、「明後日の29日朝にセミファイナル女子&男子をし、その後ファイナルになりました」と発表がありましたが、夜のTCで「今のセミファイナルの人数でそのままファイナルを行う」事になったと言う事でした。

順延、、そうそうないのですが、、今年の日本オープンは、2日も連続!!「28日のエキシビジョンのビックエアー&レールセッションは、一体どうなっちゃうんだ?!」と思いながら、私は戸倉の家路に着きました。そして、、関越トンネルを抜けると、青空!!、、、石内の悪天候は、場所柄なのかしら、、、。

                   2月29日
       >>セミファイナル女子&男子のメンバーのままファイナル<<
通常予定のファイナルを順延の為セミファイナルのまま行い、当初はファイナルメンバーで2本のベストラン方式を、3本のライディング、そして、ベストポイントで決定となったそうです。

女子 リザルト
1位 ケリー・クラーク(USA)  2位ファビアン・ロイテラー(SUI) 3位リサ・ウィック(NOR)
<ケリーのルーティーンは、540インディー→Bトゥイーク→F720インディー→キャバレリアル→Fインディー>

男子 リザルト
1位 國母和宏プロ 2位ヴィンセンツ・ループス(GER) 3位ミッカ・ハスト(FIN)
<國母和宏プロのルーティーンは、 トリプルオーバーのマックツイスト→Fインディートゥイーク→F1080→F900、、、そして、20,000ドルGET!!そして15才!!>

日本オープン、観客&メディア&パイプコンデション&シーズンランキングのポイントに大きく左右する大会IATCUPと並び日本の大会で歴史がある大会です。きっと来年も、あるでしょう!場所柄か、毎年天候が気になりますが、、、。

2004/3/1