第2戦 南郷CUP  〜福島県 南郷スキー場〜

先週のIATCUPから1週間後の第2戦!
この「1週間後に大会」は、昔は良くありましたが、最近では久しぶりのハードなスケジュールで!
IATカップに出た人はそのまま南郷に移動する人が多くいました。

南郷スキー場で、プロ戦をやるのは、始めてなのですが、アマ戦などは多く開催されているそうで、パイプコンデションの良い評判は良く聞きます。そう言った評判の良いスキー場で開催されるプロ戦なので、かなりエントリーライダーのテンションも上がり良い大会が開催されると期待されています!!またもやFISの大会と重なっている様で事前エントリー選手を見てみると、IATのメンバーよりも少し多い位のメンバーで始まりました。

      2月7日 >>エントリー確認&公開練習&アマ戦<<
今日の公開練習は、女子13時から14時、男子14時からとつずくのですが、、今日はアマチュア戦がダイヤパイプ(メインパイプ)で行われています。なので、プロの公開練習はスペードパイプ(他のパイプ)で行われる事になりました。公開練習は、言葉の通り公開練習であって、大会のパイプで行われるのが当然なのですが、アマ戦が使うとの事で、スペードパイプになりました。その公開練習が違うパイプで行われる事はPSAホームページも発表してあったので、、、「公開練習にならない」との事で当日来る選手が多かったです。
公開練習では、時間が1時間(普通は30分位)あるのと大会のパイプではないので皆で話し合ながら、わいわいと、休みながら、、普通に滑っていました。天候も、雪でボトムは、パウダー状態なので本当に体を動かすだけでした。アマ戦を見て、聞いて想像するだけで、、、明日大会!ありえませんけど、、仕方ないです、、

      2月8日 >>南郷 CUP<<
朝7時30分から7時50分の女子公開練習!リフト運転開始が7時15分!!
これ又あり得ない、、、でも、前日からの大雪で 女子公開練習が8時から8時30分になり公開練習は、4本パイプに入りました。前日の公開練習が無く、当日の4本の公開練習で初めてのパイプでルーティーンを決めて、、ってあり得ない!!、、、と皆が皆言っていましたが、皆(プロ)一緒な条件!!

女子予選は、雪がずっと降っていて前の人が滑って次のスタートまでの待ち時間で、ボトムに雪が少し積もり、、と言ったコンデションの中始まりました。パイプスペックは全長120m、斜度18度、幅20m、トランディション4.5m、壁の高さ4.8m。前回のIATとはサイズが違い、 女子は変わらずですが、男子は、エアの高さ&トリックの難易度が発揮出来るパイプだったと思います。(パイプの形はIATのシェイプのが両壁均等だったので良かったと言う声が多かったです)

女子全般のルーティーンは、IATと変わらず、540を誰もがしていました。

ここ何年かプロ戦ジャッチは「大技をやれば少し着地をミスってもOK」みたいな、感じがあったのですが、今年から「完成度」をきちんと見てくれる様になったので、女子の540もかなりきちんと完成度を見られています。なので、今まで 「最後にやったのも勝ち!」「最後まで結果が分からない!」などありましたが、 改善されたので良かったです。

大会予定では『女子予選→男子Aグループ→男子Bグループ→女子2次予選→男子2次予選→決勝』なのですが、天候が変わったのは、男子Bグループの時!!!雪が降りゴーグルが曇り滑らないパイプから、一転!雲一つない晴れになりました。なので、女子はグループ分けは無いのですが、男子は半分に分かれるのでAとBと全く違うコンデションになってしまいました。(ちなみに、ほぼ男子Aグループはプロ登録者、Bグループはプロ登録者&アマチチュア)

女子 リザルト
1位 吉川由里プロ 2位 三井真紀プロ 3位 佐々木陽子プロ
<吉川由里プロは、決勝1本目にマックツイスト→リーン→インディー→F540→トゥイーク→360!佐々木陽子プロもF540とマックツイストを決めましたが、一発目のFエアーがノーグラブになってしまい3位になってしまったと思います。 後は、同じ回転技でも1発目にマックツイストを持ってきた方が難易度が高いので、吉川由里プロが優勝したと思います>

男子 リザルト
1位 鈴木翔太プロ 2位 龍プロ 3位 藤沼いたるプロ
<鈴木翔太プロが2本目にFインディ-→マックツイスト→F900→メランコリー→アーリーチャックで優勝!!決勝では鈴木翔太プロ以外には、900メイク者は菅原敦プロがB900!2位の龍プロは、IATと同じルーティーンで!>

男子の技が発揮出来るパイプは、改めてパイプコンデションで決まると思いました。

通常よりも朝早くから開催されたのですが、理由は「決勝の時間を早めて一般のお客さんにも観戦してほしいので」との事!そして、その理由を南郷の営業の人がショップなどに了解を得に回っていたとの事、、、、朝早い女子としては、かなり辛いもの(皆4時30分起きの人が多かったです)がありましたが、やっぱり、観客の人に見てもらいたいので、理由を聞いて納得出来たし「相変わらず、凄く良いゲレンデだな〜」と思いました。普通、大会のパイプ整備で他のパイプは、ほったらかしが多いのですが、朝7時の時点で一般パイプも大雪の中整備していました、、そして大会メインパイプ以外に3つパイプが有るのですが、2つがオープン!凄すぎる!!きっと、選手のウォーミングアップも考えてくれていると思います。

南郷スキー場で、きっと来年もプロサーキットが開催される事でしょう!!

2004/2/13